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概要

感染症文学論序説
文豪たちはいかに書いたか
石井正己著
河出書房新社
出版年月日
2021/05/30
ISBN
9784309029580

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要旨・目次

要旨
コレラ、結核、腸チフス、赤痢、ペスト、疱瘡、百日咳、スペイン風邪、梅毒…。たびたび感染症に見舞われてきた近代日本。“いま”を考えるためのリアルな史料として読み直す―。もうひとつの近代文学史。
目次
  • 芥川が思い出したコレラ小説―尾崎紅葉『青葡萄』
  • おとなりの子は賽の河原で石を積んでいる―小泉八雲「コレラ流行期に」
  • 子規がとったソーシャルディスタンス―「消息」と『病牀六尺』
  • 兵站病院で死を覚悟する田山花袋―『第二軍従征日記』の中の腸チフス
  • たてまえにすぎない交通遮断―夏目漱石『吾輩は猫である』および書簡と疱瘡・ペスト・赤痢
  • 信仰と医療の狭間で―森鴎外「金毘羅」と百日咳
  • 病と臨死体験―柳田国男『遠野物語』の中の腸チフス
  • 不愉快な顔をした病人の家―石川啄木『一握の砂』および日記と結核
  • 日本人の便宜主義に抗して―与謝野晶子「感冒の床から」とスペイン風邪
  • 過敏な人とそうでない人と…―志賀直哉「流行感冒」の中のスペイン風邪
  • 付ける・付けないの人間心理―菊池寛「マスク」
  • 業病と奇蹟―芥川龍之介「南京の基督」と梅毒
  • 感染の絶望―内田百閒「疱瘡神」「虎列刺」
  • 噂・風俗・妙薬―長谷川時雨『旧聞日本橋』の中のコレラ
  • 微笑する「僕」―小島信夫「微笑」と小児麻痺
著者紹介
石井 正己
1958年、東京都生まれ。国文学者・民俗学者。東京学芸大学教授。日本文学・日本文化専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 感染症文学論序説 文豪たちはいかに書いたか
著者名 石井正己著
ISBN 9784309029580
注記 参考文献: p189-194
出 版 地 東京
出 版 者 河出書房新社
出版年月日 2021/05/30
ペ ー ジ 194p : 挿図
サ イ ズ 18cm
分類記号
910.26
著者記号 I75
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 日本文学 -- 歴史 -- 近代 感染症 病気(文学上) 日本文学 -- 歴史 -- 1868-1945 感染症 -- 文学上

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