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概要

光文社新書 ; 1283
犯罪へ至る心理
エティエンヌ・ド・グレーフの思想と人生
梅澤礼著
光文社
出版年月日
2023/11/30
ISBN
9784334101343

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要旨・目次

要旨
日本における二〇二二年の犯罪件数(刑法犯)は約60万件。その数は二〇〇二年より減ってはいるが、犯罪がなくなることはない。なぜ人は罪を犯してしまうのだろうか。ある犯罪学者は、人は三つの段階を経て犯罪へ至ると言った。その人物こそが精神科医・犯罪学者・作家という三つの顔を持ったエティエンヌ・ド・グレーフ。彼は、誰もが罪を犯す可能性があるとしながら、それでも人を信じ、犯罪を防ぐ方法を探し続けた。日本ではまったくの無名であるものの、その功績は国際的に認められ、国際犯罪学会は彼の名前を冠した賞まで設けている。本書では、そんなド・グレーフの思想と人生を辿りながら、人が罪を犯す心理を丁寧に紐解いていく。
目次
  • 第1章 精神科医としてのド・グレーフ―信仰と科学のはざまで(精神医学への道
  • 最初の勤務地での出来事
  • ロヴァンジュール精神病院での孤立
  • ボーランの聖母
  • ド・グレーフの調査
  • ド・グレーフの解釈
  • ボーランの聖母の結末
  • ロヴァンジュールを離れて)
  • 第2章 犯罪学者としてのド・グレーフ―「犯罪者」とラベルを貼るのではなく(犯罪学の歩み
  • ベルギーにおける犯罪学の状況
  • 第二次世界大戦のなかで
  • 犯罪者とふつうの人
  • 殺人犯の心理
  • 犯罪生成プロセス
  • ケース・スタディ
  • 犯罪の医学的予防
  • 犯罪の社会的予防)
  • 第3章 作家としてのド・グレーフ―共感本能を取り戻すために(ド・グレーフの人間観
  • 防衛本能
  • 共感本能
  • 目指すべき平衡
  • 犯罪学と文学
  • ド・グレーフの文学的実践
  • 文学のなかの、犯罪へ至る心理)
  • 終章 ド・グレーフの最期(戦後の活躍
  • ド・グレーフの最期
  • それから)
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詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 犯罪へ至る心理 エティエンヌ・ド・グレーフの思想と人生 光文社新書 ; 1283
著者名 梅澤礼著
ISBN 9784334101343
注記 本書で使用したド・グレーフの著作と論文: p294-296
出 版 地 東京
出 版 者 光文社
出版年月日 2023/11/30
ペ ー ジ 296p : 挿図, 地図, 肖像
サ イ ズ 18cm
分類記号1
S
著者記号 光文社新書
副本記号 1283
保管場所
90 大学図書館
配架場所
16 1F/新書
件名 Greeff, Étienne de, 1898-1961 犯罪心理学 犯罪心理学 精神医学

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