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概要

離婚の文化人類学
現代日本における「親密な」別れ方
アリソン・アレクシー [著] 濱野健訳
みすず書房
出版年月日
2022/03/25
ISBN
9784622090847

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要旨・目次

要旨
アメリカの気鋭の人類学者が21世紀初頭の日本でフィールドワーク。親族は長く文化人類学の中心課題だが、離婚を主題に据える研究はこれまでほとんどなかった。親密に、別れる?不安の時代、離婚は妻が切り出すものになったのだろうか?離婚には、個人、家族、国家のレベルで、他者との親密な関係性とその理想をめぐるどのような意識が映し出されているのか。変容する家族規範、自立のロマンス、新自由主義、ジェンダー、法律、親権、別居家族、拡大家族、熟年離婚、婚活、負け犬、電車男…。つながりと別れ、そして新たなつながり。異文化の調査者としてのクリティカルな眼差しと、友人としての感情が豊かに交差する地点で、現代日本社会の姿を現実の複雑さのままみずみずしく描いた民族誌的成果。
目次
  • 序論 不安と自由
  • 第1部 終わりの始まり(日本的親密性のポリティカル・エコノミー
  • 離婚しないための二つのコツ)
  • 第2部 法的解決(協議の構造
  • 一緒の家族、ばらばらの家族)
  • 第3部 バツイチとして生きる(離婚のコスト
  • 別れた人たちのきずな)
  • 結論 終わり、そして新しい始まり
著者紹介
アレクシー,アリソン
アメリカの文化人類学者。イエール大学にてPh.D.取得(文化人類学)。現在、ミシガン大学人文科学部アジア言語文化学科准教授・同大学日本研究センター兼任職員を務める。「家族国家」という視点から、現代日本のパートナーシップや夫婦間の親密な関係性。離婚後の子どもの共同養育にまつわる法律や政策上の問題などを主に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
濱野 健
ウェスタン・シドニー大学人文学部にてPh.D.取得。専攻は社会学。現在、北九州市立大学文学部人間関係学科准教授。2017年から18年までミシガン大学日本研究センター客員研究員。現代社会における家族意識の変容などを主に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 離婚の文化人類学 現代日本における「親密な」別れ方
著者名 アリソン・アレクシー [著] 濱野健訳
ISBN 9784622090847
注記 原著(University of Chicago Press, 2020)の全訳 参考文献一覧: 巻末pxii-xlv
出 版 地 東京
出 版 者 みすず書房
出版年月日 2022/03/25
ペ ー ジ xiv, 361, xlvp
サ イ ズ 20cm
分類記号
367.4
著者記号 A41
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 離婚 離婚 -- 日本

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