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概要

疎開体験の戦後文化史
帰ラレマセン、勝ツマデハ
李承俊著
青弓社
出版年月日
2019/09/27
ISBN
9784787220844

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要旨・目次

要旨
避難ではなく疎開と呼ばれた銃後の人口移動政策を、敗戦後の文学はどのように語り、位置づけてきたのか。柳田国男、太宰治、石川達三、「内向の世代」のテクストや映画を糸口にして、銃後の記憶を抱えて戦後を生きた人々の思いを照らし出す。
目次
  • いま、疎開を考えることは
  • 第1部 戦争を体験する疎開―柳田国男、記録と証言、疎開派(「昭和の楠公父子」になるために―学童集団疎開・七生報告・『先祖の話』
  • もう一度、空襲と疎開を―『東京大空襲・戦災誌』、「名古屋空襲誌」、「学童疎開ちくさ」
  • 戦中派と戦後派のはざまで―疎開派という世代)
  • 第2部 戦争を体験しない疎開―「内向の世代」・黒井千次・高井有一(悔恨ではなく、内向する世代の疎開―黒井千次「聖産業週間」、「時の鎖」
  • 「不確かな私」のために召喚される疎開体験―高井有一「北の河」
  • 疎開体験者の特別な「一証言」―高井有一「少年たちの戦場」からいまを)
  • 第3部 “田舎と都会”をさまよう疎開―石川達三・太宰治・坂上弘(暴き出される疎開と田舎―石川達三「暗い嘆きの谷」
  • 東京がら疎開すて来だ「津軽人」が言ってまった…―太宰治「十五年間」「やんぬる哉」など
  • 疎開を読み替える―戦争体験、“田舎と都会”、そして坂上弘)
著者紹介
李 承俊
1982年、韓国釜山市生まれ。名古屋大学大学院文学研究科人文学専攻博士課程修了。博士(文学)。愛知学院大学教養部非常勤講師。専攻は日本近現代文学、文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 疎開体験の戦後文化史 帰ラレマセン、勝ツマデハ
著者名 李承俊著
ISBN 9784787220844
注記 文献あり
出 版 地 東京
出 版 者 青弓社
出版年月日 2019/09/27
ペ ー ジ 311p : 挿図
サ イ ズ 20cm
分類記号
210.75
著者記号 I11
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 太平洋戦争(1941-1945) 学童疎開 日本文学 -- 歴史 -- 昭和後期 学童疎開 -- 文学上

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