所蔵一覧

概要

里山という物語
環境人文学の対話
結城正美 黒田智編
勉誠出版
出版年月日
2017/06/30
ISBN
9784585221807

利用状況

予約はありません

要旨・目次

要旨
SATOYAMAとは何か―人びとの暮らしと多様な生き物を育む自然が調和した美しい環境、里山…。日本の原風景を残すエコロジカルな体系を体現するものとして、近年もその意義は盛んに喧伝され、世界的な関心も集めつつある。しかし、このような理解は里山のすべてを捉えているのだろうか。里山なるものが形成されるトポスがはらむ問題、歴史的に形成・構築された言説のあり方を、さまざまな視点から解きほぐしていくことにより、里山という参照軸から自然・環境をめぐる人間の価値観の交渉を明らかにする。
目次
  • 第1部 イメージと場所(里山言説の地勢学―ランドスケープ、場所、ゾーン
  • なぜ里山なのか―近代の自然言説から
  • 原発のある風景―水上勉『故郷』における里山の変容
  • 日本の景観を飲み込む“里山”
  • 芸術祭と里山・里海―環境美学の視点から
  • 失楽園幻想、サイボーグ、新しいリアリティ)
  • 第2部 せめぎ合う自然と文化(里山―その実態の歴史的変遷と現代的表象
  • 中世日本の「里」と「山」―加賀軽海郷の開発と洪水
  • 絵図に描かれた里山
  • 東京近郊の里山が辿った歴史―横浜市港北区日吉周辺を中心に
  • 「里山の危機」と「竹林拡大」―保護/排除される景観
  • 養生論からみた里山
  • 里と山の相克)
著者紹介
結城 正美
金沢大学人間社会研究域教授、ASLE‐Japan/文学・環境学会代表。専門はエコクリティシズム、アメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
黒田 智
金沢大学人間社会研究域学校教育系教授。専門は中近世日本文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 里山という物語 環境人文学の対話
著者名 結城正美 黒田智編
ISBN 9784585221807
注記 文献あり
出 版 地 東京
出 版 者 勉誠出版
出版年月日 2017/06/30
ペ ー ジ 18, 323p
サ イ ズ 19cm
分類記号
519.81
著者記号 Y97
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 里山

所蔵一覧

所蔵1 冊