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概要

筑摩選書 ; 0118
「日本的なもの」とは何か
ジャポニスムからクール・ジャパンへ
柴崎信三著
筑摩書房
出版年月日
2015/08/15
ISBN
9784480016218

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要旨・目次

要旨
十九世紀末の浮世絵や陶磁器から近年の絵画や建築、アニメーション、ファッションまで、日本を見つめる外国人のオリエンタリズムを背景にした眼差しが「日本趣味」を“発見”し、その刺激によって国民に“ジャパネスク”が喚起されてゆくというメカニズムが、日本近代の文化表象の著しい特色となった。“日本的なるもの”の核心はいまどこにあるのか。“日本的”とは、いま何を意味するのか。“日本”を象徴するさまざまな“作品”の成り立ちをたどりながら、こうした問いへの答えを探る。
目次
  • 第1章 “日本”をあこがれる(ジャポニスムのまなざし
  • ある裸体画のモデル―山本芳翠とジュディット・ゴーティエ
  • “蝶々夫人”を探して―プッチーニと「誤解」の循環
  • “伝平重盛像”はだれか―マルローが育んだ“神話”)
  • 第2章 “日本”が立ち上がる(つくられる「伝統」呼び出される「祖国」
  • 迷宮としての五浦六角堂―岡倉天心の隠れ家
  • 一九四〇年の詩と真実―山田耕筰と北原白秋の永訣
  • “富士”というトポス―横山大観と国民のまなざし)
  • 第3章 見つめられる“日本”(天皇を頂く国―異文化とのはざまで
  • モンパルナスの光と影―「寵児」フジタの陰を生きた画家
  • 天正遣欧少年使節と南蛮絵画―蒐集家・池長孟の戦中戦後
  • 米国大使館の昭和天皇―フェイレイスとファラーズの眼)
  • 第4章 建築意匠のなかの“日本”(“風景”が語りかけるもの
  • 東京駅と日本橋―辰野金吾と妻木頼黄のたたかい
  • ふたつの「鹿鳴館」―三島由紀夫と「空っぽな戦後」
  • 東京五輪と“太陽の塔”―丹下健三と岡本太郎の「対決」)
著者紹介
柴崎 信三
1946年生れ。1969年、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業し、日本経済新聞社へ入社。社会部記者、同部次長、文化部長などを経て、編集委員兼論説委員を務める。2007年に退社し、現在はジャーナリスト。獨協大学、白百合女子大学、文化学園大学でメディア、文化、情報社会などを教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 「日本的なもの」とは何か ジャポニスムからクール・ジャパンへ 筑摩選書 ; 0118
著者名 柴崎信三著
ISBN 9784480016218
注記 おもな引用・参考文献: p277-280
出 版 地 東京
出 版 者 筑摩書房
出版年月日 2015/08/15
ペ ー ジ 280p : 挿図, 肖像
サ イ ズ 19cm
分類記号
361.5
著者記号 Sh17
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 日本

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