所蔵一覧

概要

出生外傷
オットー・ランク [著] 細澤仁共訳 安立奈歩 大塚紳一郎共訳
みすず書房
出版年月日
2013/08/19
ISBN
9784622077824

利用状況

予約はありません

要旨・目次

要旨
精神分析の歴史において、精神分析から離反していった「逸脱者」として記憶されているランクが、神経症や精神病は「出生時の外傷の再現である」という壮大な試論を描き出そうとしたものである。精神分析の歴史のなかで十分に語られることのなかった試論、そしてランクが「出生外傷」と呼んだ不安の根源は、今日の精神分析に何を投げかけるのか。ランクの主著にして、今日の早期母子関係論の先駆けともいえる重要古典が、いま明らかになる。
目次
  • 第1章 分析的状況
  • 第2章 幼児的不安
  • 第3章 性的充足
  • 第4章 神経症的再現
  • 第5章 象徴的適応
  • 第6章 英雄的補償
  • 第7章 宗教的昇華
  • 第8章 芸術的理想化
  • 第9章 哲学的思索
  • 第10章 精神分析的認識
  • 第11章 治療的作用
著者紹介
ランク,オットー
1884‐1939。オーストリアの精神分析家・批評家。非医師であるにもかかわらずフロイトに見出され、国際精神分析学会の書記や学会誌Imagoの創刊に携わった。フェレンツィとの共著Entwicklungsziele der Psychoanalyseを通じて、フロイトの理論との相違が明らかになり、晩年は精神分析サークルから離脱することを余儀なくされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
細澤 仁
1963年生まれ。精神科医。臨床心理士。1988年京都大学文学部卒、1995年神戸大学医学部卒。神戸大学大学院医学系研究科助手、兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授などを経て、現在、アイリス心理相談室、フェルマータ・メンタルクリニック(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
安立 奈歩
1973年生まれ。臨床心理士。教育学博士。2002年京都大学教育学研究科博士後期課程研究指導認定。現在、椙山女学園大学人間関係学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
大塚 紳一郎
1980年生まれ。臨床心理士。2002年慶應義塾大学文学部卒、2009年甲南大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、菊川荒木内科心療内科、東洋大学附属姫路高等学校スクールカウンセラー、大塚心理療法プラクシス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 出生外傷
著者名 オットー・ランク [著] 細澤仁共訳 安立奈歩 大塚紳一郎共訳
ISBN 9784622077824
注記 原書名: Das Trauma der Geburt und seine Bedeutung für die Psychoanalyse 原著 (Internationale Psychoanalytische Verlag, Wien, 1924) の翻訳 参照文献: p223-225
出 版 地 東京
出 版 者 みすず書房
出版年月日 2013/08/19
ペ ー ジ iv, 229, xliip : 挿図
サ イ ズ 20cm
分類記号
146.1
著者記号 R15
保管場所
90 大学図書館
配架場所
11 1F/一般図書架
件名 精神分析 親子関係 母 母子関係 心的外傷

所蔵一覧

所蔵1 冊