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概要

和泉選書 ; 171
賢治・南吉・戦争児童文学
教科書教材を読みなおす
木村功著
和泉書院
出版年月日
2012/02/20
ISBN
9784757606111

利用状況

予約はありません

要旨・目次

要旨
宮沢賢治、新美南吉、今西祐行、安房直子、あまんきみこなど、学校教育の場で教材化され、よく知られた童話や児童文学のテクストを、スティグマ、ディスコミュニケーションなど社会・文化・制度などに関する知見を援用し読み直す。戦争・原爆・特攻隊を描いた戦争児童文学の他「千と千尋の神隠し」に関する論考も収載。マイノリティの立場から現代社会の問題を捉え、新たな世界像を提示。現代文学研究・文化研究へ接続する画期的な論集。
目次
  • 宮沢賢治「よだかの星」論―「ある」ことから「なる」ことへ(教科書教材を読みなおす・1)
  • 宮沢賢治「虔十公園林」論―仮構としての“虔十公園林”
  • 宮沢賢治「なめとこ山の熊」論―賢治テクストにおける人間中心主義について
  • 新美南吉「権狐」論―「権狐」から「ごん狐」へ(教科書教材を読みなおす・2)
  • 新美南吉「屁」論―異化する石太郎
  • 安房直子「きつねの窓」論―構造としてのディスコミュニケーション(教科書教材を読みなおす・3)
  • あまんきみこ「おにたのぼうし」論(教科書教材を読みなおす・4)
  • 今西祐行「一つの花」論(教科書教材を読みなおす・5)
  • 今西祐行「ヒロシマの歌」論―戦争児童文学のアクチュアリティー(教科書教材を読みなおす・6)
  • 野坂昭如「赤とんぼと、あぶら虫」論―少年兵の形象について
  • あまんきみこの戦争児童文学―戦争体験の表象とその問題
  • 小さき神々の声―宮崎駿「千と千尋の神隠し」から夢野久作「犬神博士」へ
著者紹介
木村 功
1964年兵庫県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程(後期課程)単位取得退学。現在、岡山大学大学院教育学研究科教授。日本近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 賢治・南吉・戦争児童文学 教科書教材を読みなおす 和泉選書 ; 171
著者名 木村功著
ISBN 9784757606111
出 版 地 大阪
出 版 者 和泉書院
出版年月日 2012/02/20
ペ ー ジ iii, 309p
サ イ ズ 20cm
分類記号
909.3
著者記号 Ki39
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 児童文学 戦争文学 文学教育

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