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概要

平凡社新書 ; 620
被ばくと補償
広島、長崎、そして福島
直野章子著
平凡社
出版年月日
2011/12/15
ISBN
9784582856200

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要旨・目次

要旨
3・11の東京電力福島第一原発事故発生以来、長期にわたる影響が懸念される放射線被害の実態。受忍を強いられてきた被爆者の歴史を繰り返さないために、その現実を原発被害者が直面する状況へと接続し、原子力を受け入れてきた国家による補償の在り方を考える。奪われた福島の未来を取り戻すために、いま被爆者たちの遺産を受け継ぐ。
目次
  • 第1章 原発事故被害に対する補償制度―「中間指針」を読み解く(原発事故の被害
  • 原子力損害の範囲
  • 賠償の中間指針
  • 指針の特徴と残された課題
  • 健康調査と健康管理)
  • 第2章 被爆者に対する援護―「原爆被害」の境界(現行の被爆者援護制度―法が定める「被爆者」と「原爆被害」
  • 「被爆者」の誕生―原爆医療法制定まで
  • 医療法改正と特別措置法制定
  • 被害の発掘と責任の追及―被曝者運動の軌跡)
  • 第3章 「放射線起因性」めぐる政治(「三号被爆者」裁判
  • 「黒い雨」指定地域
  • 「被曝体験者」とPTSD
  • 原爆症認定と裁判
  • ABCC/放影研と被曝者調査)
  • 第4章 被ばくと「受忍」―犠牲を強いられないために(放射線防護と受忍の思想
  • 被爆者に対する受忍論
  • 戦争被害受忍論の系譜
  • 原発事故における「受忍」
  • 戦後補償と原発事故被害の補償)
  • おわりに―被爆者の苦しみを繰り返さないために
著者紹介
直野 章子
九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。2002年、カリフォルニア大学サンタクルーズ校にて社会学博士号取得。主要著作に、『ヒロシマ・アメリカ―原爆展をめぐって』(渓水社、第3回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 被ばくと補償 広島、長崎、そして福島 平凡社新書 ; 620
著者名 直野章子著
ISBN 9784582856200
注記 用語解説: p260 関連年表: p261-266 主要参考文献: p267-271
出 版 地 東京
出 版 者 平凡社
出版年月日 2011/12/15
ペ ー ジ 271p
サ イ ズ 18cm
分類記号
S
著者記号 平凡社新書
副本記号 620
保管場所
90 大学図書館
配架場所
16 1F/新書
件名 原子爆弾 -- 被害 原子力災害 損失補償

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