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概要

確率と曖昧性の哲学
一ノ瀬正樹著
岩波書店
出版年月日
2011/03/29
ISBN
9784000258050

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要旨・目次

要旨
不確実さと曖昧さを組み込んだ、「音楽化された認識論」のために。私たちの思考と行動に、果たして「自由」はあるのだろうか。生活の場に浸透する不確実さと、先端科学が提起するリアルな曖昧さの発見―これらの源を、認識・知識のダイナミックな振幅と、生命現象に探り出していく。あらためて、いくつかのパラドックスに挑戦し、因果性の再定義を企てるとともに、そこに「自由の程度説」を基礎づける。意識から生命まで、あらゆる局面に浸潤する決定論に抗して、再び自由の礎石をすえようとする知的挑戦の書。
目次
  • 序 不確実性のリアリズム―決定論の虚妄性
  • 第1章 知識は自然現象か―自然主義のゆらぎ(知識のほころび
  • 自然主義的認識論の固有性 ほか)
  • 第2章 因果は確率的か―「ベイジアン・ネット」と「シンプソンのパラドックス」(因果関係の認識
  • 確率的因果の基本的着想 ほか)
  • 第3章 生命現象は偶然的か―自然選択と遺伝的浮動(生命現象の両義性
  • DNAと遺伝子 ほか)
  • 第4章 曖昧性は矛盾を導くか―「真理値グラット」アプローチ(矛盾の爆発性
  • 「ソライティーズ・パラドックス」再び ほか)
  • 第5章 自由は生命現象か―時制差と自由度の導入(自由をめぐる錯綜
  • p‐自由とf‐自由 ほか)
著者紹介
一ノ瀬 正樹
1957年、茨城県土浦市に生まれる。1988年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程(哲学専攻)単位取得。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授、博士(文学)。『人格知識論の生成―ジョン・ロックの瞬間』(東京大学出版会、1997年)で和辻哲郎文化賞および中村元賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 確率と曖昧性の哲学
著者名 一ノ瀬正樹著
ISBN 9784000258050
注記 文献表: 巻末 p7-16
出 版 地 東京
出 版 者 岩波書店
出版年月日 2011/03/29
ペ ー ジ xv, 282, 16p
サ イ ズ 20cm
分類記号
112 自然哲学.宇宙論
著者記号 I16
保管場所
90 大学図書館
配架場所
11 1F/一般図書架
件名 決定論 自由 因果性 偶然性

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