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概要

UTCP叢書 ; 4
歴史のディコンストラクション
共生の希望へ向かって
小林康夫著
未來社
出版年月日
2010/03/10
ISBN
9784624011819

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要旨・目次

要旨
未來社PR誌での好評連載「思考のパルティータ」27回分に、関連する講演・論述を増補した著者の最新論集。さまざまなジャンルや学問と交流しながらたがいに越境し、共生していく現代哲学の最尖端を疾走しつつ、迷走する資本主義の彼方に“歴史の真理”を読み取ろうとする著者の思考は、個人の「主体」を問い直し、人類の「共生の地平」から新たな実存を紡ぎ出そうとする。キリスト教、佛教の問題への関心から、さらにはブランショやデリダに代表されるフランス的思考をバネに、次世代へ向けて哲学的思考のリミットを切り開こうとする渾身の希望の哲学。
目次
  • “歴史の真理”の方へ
  • 間奏曲(1)―重力と“否”!
  • 人間の諸目的=終わり
  • 存在の根源的契約―「出エジプト記」をめぐって
  • 間奏曲(2)―坂口安吾と共同体の原光景
  • 人間の終わりという希望
  • 幽霊への随伴―遭難の哲学
  • 資本を問う―ポストーンへの応答
  • メタ哲学としての佛教―バリローチェ講演
  • 佛教の方へ、おそらく
  • 非人間的なものについて
  • 真理は政治的である―パリ「哲学と教育」フォーラム
  • 間奏曲(3)―梟のリトルネロ(BESETO カンフェランス)
  • 能力/享楽の存在論―資本主義と危機
  • 資本主義の「哲学」―人類のポリティクス
  • 「カフカは聖人だったか?」―断食芸人の聖別
  • 疲労と真理―モーリス・ブランショの“限りなき対話”
  • 政治的なものの主体について―パリ講演
  • 資本主義の“真理”の彼方
  • “新しい人”に向かって―台北講演
著者紹介
小林 康夫
1950年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科・教授。東京都立小石川高校卒、東京大学理I入学、同教養学部教養学科フランス科卒業、東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士・博士課程、パリ第10大学テクスト記号学科博士号取得、電気通信大学講師・助教授、1986年より東京大学教養学部助教授・教授を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 歴史のディコンストラクション 共生の希望へ向かって UTCP叢書 ; 4
著者名 小林康夫著
ISBN 9784624011819
出 版 地 東京
出 版 者 未來社
出版年月日 2010/03/10
ペ ー ジ 306p
サ イ ズ 19cm
分類記号
104 論文.講演集.評論等
著者記号 Ko12
保管場所
90 大学図書館
配架場所
11 1F/一般図書架
件名 哲学

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