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概要

NHKブックス ; 1099
暴力はどこからきたか
人間性の起源を探る
山極寿一著
日本放送出版協会
出版年月日
2007/12
ISBN
9784140910993

利用状況

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要旨・目次

要旨
私たち人類は、争いの火種もその解消の術も、霊長類として進化する中で獲得してきた。六五〇〇万年前にこの地上に登場した霊長類。彼らは“食”と“性”をめぐる争いを、それぞれの社会性をもって回避してきたのだ。それを受け継ぐ人類は、家族という独自の社会を得るに至る。屋久島のニホンザルやコンゴ民主共和国のゴリラをはじめ、世界中の霊長類の姿を最新の研究成果から明らかにし、人類の社会性の起源に迫る。
目次
  • 第1章 攻撃性をめぐる神話(人類の進化史と攻撃性
  • 狩猟仮説
  • 暴力とは何か)
  • 第2章 食が社会を生んだ(生物がともに生きる意味
  • 食べることによって進化した能力
  • 食物の違いがもたらすもの
  • ニッチとテリトリー
  • 昼の世界が集団生活を生んだ
  • 食物と捕食者の影響
  • 食物をめぐる争いと社会性の進化)
  • 第3章 性をめぐる争い(インセストの回避と社会の進化
  • ペア生活の進化
  • メスがオスの共存を左右する
  • 母系と父系
  • 娘と息子のゆくえ)
  • 第4章 サルはどうやって葛藤を解決しているか(優劣順位とは何か
  • 所有をめぐる争い
  • 和解の方法
  • 食物を分配する類人猿
  • 性の相手は分けられない)
  • 第5章 暴力の自然誌―子殺しから戦争まで(子殺しと社会の変異
  • 人間はどう進化してきたか
  • 家族と不思議な生活史
  • 分かち合う社会
  • 戦いの本質とは何か)
著者紹介
山極 寿一
1952年東京生まれ。京都大学大学院博士課程修了。理学博士。現在、京都大学大学院理学研究科教授。日本霊長類学会会長。専攻は霊長類社会生態学、人類進化論。長年にわたり、フィールドにて野生のニホンザルやチンパンジー、ゴリラの社会的行動の姿を追うとともに、その保護活動でも国際的に活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 暴力はどこからきたか 人間性の起源を探る NHKブックス ; 1099
著者名 山極寿一著
ISBN 9784140910993
注記 参考文献: p229-238
出 版 地 東京
出 版 者 日本放送出版協会
出版年月日 2007/12
ペ ー ジ 244p : 挿図, 地図
サ イ ズ 19cm
分類記号
489.9
著者記号 Y23
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 霊長類 攻撃性

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