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概要

福祉国家における政治理論
ニクラス・ルーマン著 徳安彰訳
勁草書房
出版年月日
2007/07
ISBN
9784326653256

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要旨・目次

要旨
福祉国家は、どこまで国民を包摂しうるか、また包摂すべきか。とどまるところを知らないさまざまな要求、補償が生み出す新たな補償の必要、環境問題の深刻化…進歩的/保守的、左派/右派という二項対立が無効になったいまこそ求められている、社会システム理論の思考。
目次
  • 福祉国家の目標と現実
  • 時代遅れの理論
  • 社会理論上の基礎
  • 福祉国家:政治的包摂
  • 自己言及システムとしての政治
  • ヒエラルキーと循環
  • 自己観察
  • 環境との関係
  • 不安定性と変動
  • 経済、教育、科学からの三つの事例
  • 機能と作用
  • 政治理論の政治概念についての中間考察
  • 法と貨幣:福祉国家の作用手段
  • 官僚制
  • 行政政策の合理化:組織、プログラム、人員
  • 政治的オプション
  • 政治責任と政治理論
  • 実践に向けて
  • 要約
著者紹介
ルーマン,ニクラス
1927年12月8日ドイツ・ニーダーザクセン州リューネブルクで醸造業を営む家に生まれる。第二次世界大戦中は空軍補助員となり、アメリカ軍の捕虜になって終戦を迎える。1946〜1949年にフライブルク大学で法学を修める。その後1962年までリューネブルクで行政官として働く。1960〜1961年に研修奨学金を得てアメリカ・ハーバード大学に留学し、アメリカ社会学における社会システム理論の泰斗タルコット・パーソンズのもとで研究を行う。帰国後に行政官の職を辞し、1962〜1965年にシュパイヤー行政大学の研究所研究員、1965〜1968年にミュンスター大学の社会研究センター局長(ドイツ社会学におけるミュンスター学派の泰斗ヘルムート・シェルスキーの招聘による)を務め、そのかたわら1966年にミュンスター大学で社会科学博士号と大学教授資格を取得する。1968年にシェルスキーらが中心となって新設されたビーレフェルト大学の社会学部教授となり、1993年まで在職して名誉教授となる。その間1968〜1969年にフランクフルト大学でテオドール・アドルノの講座代行を務め、1971年にフランクフルト学派のユルゲン・ハーバーマスとの間でいわゆるハーバーマス=ルーマン論争を行う。また1989年にヘーゲル賞、1997年にアマルフィ賞を受賞している。1968〜1977年はビーレフェルト市内に居住するが、妻を亡くした後、ビーレフェルト近郊のエーリングハウゼンに居を移す。1998年11月6日エーリングハウゼンで死去。ドイツ社会学における社会システム理論の代表者であり、その研究領域は、社会システムの一般理論、各機能システムの理論(法、政治、経済、科学、宗教、教育、芸術、マスメディアなど)、意味論(ゼマンティーク)、組織論など多岐にわたり、著書約70冊、論文約400本が公刊されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
徳安 彰
1956年佐賀県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。法政大学社会学部教授。専門は社会システム理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 福祉国家における政治理論
著者名 ニクラス・ルーマン著 徳安彰訳
ISBN 9784326653256
注記 標題紙裏の欧文タイトル(誤植): Politishce Theorie im Wohlfahrtsstaat 索引: 巻末pii-vii 年表・ドイツの社会保障と政権: 巻末pviii-xii
出 版 地 東京
出 版 者 勁草書房
出版年月日 2007/07
ペ ー ジ iii, 183, xiip
サ イ ズ 20cm
分類記号
364 社会政策.社会保障
著者記号 L96
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 福祉国家

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