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概要

ショック・ドクトリン 下
惨事便乗型資本主義の正体を暴く
ナオミ・クライン[著] 幾島幸子 村上由見子訳
岩波書店
出版年月日
2011/09/08
ISBN
9784000234948

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要旨・目次

要旨
ショック・ドクトリンは、一九七〇年代チリの軍事クーデター後の独裁政権のもとで押し付けられた「改革」をモデルとし、その後、ポーランド、ソ連崩壊後のロシア、アパルトヘイト政策廃止後の南アフリカ、さらには最近のイラク戦争や、アジアの津波災害、ハリケーン・カトリーナなど、暴力的な衝撃で世の中を変えた事件とその後の「復興」や、(IMFや世界銀行が介入する)「構造調整」という名の暴力的改変に共通している。二〇〇四年のイラク取材を契機に、四年をかけた努力が結実した本書は、発売後すぐ、絶賛する反響が世界的に広がり、ベストセラーとなった。日本は、大震災後の「復興」という名の「日本版ショック・ドクトリン」に見舞われてはいないだろうか。3・11以後の日本を考えるためにも必読の書である。
目次
  • 第4部 ロスト・イン・トランジション―移行期の混乱に乗じて(資本主義への猛進―ロシア問題と粗暴なる市場の幕開け
  • 拱手傍観―アジア略奪と「第二のベルリンの壁崩壊」)
  • 第5部 ショックの時代―惨事便乗型資本主義複合体の台頭(米国内版ショック療法―バブル景気に沸くセキュリティー産業
  • コーポラティズム国家―一体化する官と民)
  • 第6部 暴力への回帰―イラクへのショック攻撃(イラク抹消―中東の“モデル国家”建設を目論んで
  • 因果応報―資本主義が引き起こしたイラクの惨状
  • 吹き飛んだ楽観論―焦土作戦への変貌)
  • 第7部 増殖するグリーンゾーン―バッファーゾーンと防御壁(一掃された海辺―アジアを襲った「第二の津波」
  • 災害アパルトヘイト―グリーンゾーンとレッドゾーンに分断された社会
  • 二の次にされる和平―警告としてのイスラエル)
  • ショックからの覚醒―民衆の手による復興へ
著者紹介
クライン,ナオミ
1970年、カナダ生まれのジャーナリスト、作家、活動家。デビュー作『ブランドなんか、いらない』が世界的ベストセラーとなり、一躍、反グローバリゼーションの語り部となる。『ニューヨーク・タイムズ』『ガーディアン』『ネーション』など、さまざまな媒体で記事を発表している。トロント在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
幾島 幸子
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
村上 由見子
著述家(表象文化、エスニック研究)。慶應義塾大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 ショック・ドクトリン 下 惨事便乗型資本主義の正体を暴く
著者名 ナオミ・クライン[著] 幾島幸子 村上由見子訳
ISBN 9784000234948
出 版 地 東京
出 版 者 岩波書店
出版年月日 2011/09/08
ペ ー ジ 357-686,66p
サ イ ズ 20cm
分類記号
332 経済史.事情.経済体
著者記号 Kl4
副本記号 2
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 BSH:資本主義 -- 歴史 BSH:新自由主義 NDLSH:経済政策 -- アメリカ合衆国

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