所蔵一覧

概要

〈怪異〉とミステリ
近代日本文学は何を「謎」としてきたか
乾英治郎 [ほか] 編著 怪異怪談研究会監修
青弓社
出版年月日
2022/12/22
ISBN
9784787292698

利用状況

予約はありません

要旨・目次

要旨
岡本綺堂、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、小野不由美、綾辻行人、京極夏彦などの作品に潜む怪異を精緻に読み解く。そして、ミステリというジャンルで展開される怪異の拡散と凝集、合理と非合理の衝突から、日本のミステリ小説の潮流を捉え返し、近現代日本の文化表象の変容をも明らかにする。
目次
  • 特別寄稿 怪異とミステリ―その面白さの類似と相違について
  • 第1部 「怪異」と「ミステリ」の遭遇(歌舞伎と探偵小説―『東海道四谷怪談』とその変容
  • 怪異と謎解き、そして郷愁―岡本綺堂の探偵小説作法
  • イギリス怪奇幻想ミステリと近代日本文学―A・ブラックウッドと芥川龍之介を中心に ほか)
  • 第2部 「怪異」と「ミステリ」の交差(「怪談」以上「探偵小説」未満の世界―江戸川乱歩の「幻想怪奇の小説」について
  • 脳内に現象する怪異―海野十三・夢野久作・蘭郁二郎
  • “侵食”する“死者”たち―久生十蘭「死亡通知」における空襲と“怪異” ほか)
  • 第3部 「怪異」と「ミステリ」の融合(家霊を脱構築する女―小野不由美『残穢』の“転居”と戸川昌子「大いなる幻影」の“賃貸”
  • 館という幻想―綾辻行人『暗黒館の殺人』における自己の揺らぎ
  • 妖怪の「理」/ミステリの「檻」京極夏彦「百鬼夜行」シリーズは何を「祓った」のか ほか)
著者紹介
乾 英治郎
流通経済大学流通情報学部准教授。専攻は日本近現代文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
小松 史生子
金城学院大学文学部教授。専攻は日本近現代文学・文化、比較文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
鈴木 優作
鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センター特任助教。専攻は日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
谷口 基
茨城大学人文社会科学部教授。専攻は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 〈怪異〉とミステリ 近代日本文学は何を「謎」としてきたか
著者名 乾英治郎 [ほか] 編著 怪異怪談研究会監修
ISBN 9784787292698
注記 その他の編著者: 小松史生子, 鈴木優作, 谷口基
出 版 地 東京
出 版 者 青弓社
出版年月日 2022/12/22
ペ ー ジ 325p
サ イ ズ 19cm
分類記号
910.26
著者記号 Ka21
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 日本文学 -- 歴史 -- 近代 推理小説 怪異

所蔵一覧

所蔵1 冊