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概要

親子は生きづらい
"トランスジェンダー"をめぐる家族の物語
勝又栄政著 佐々木掌子解説 清水晶子 東畑開人鼎談
金剛出版
出版年月日
2022/12/20
ISBN
9784772419345

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要旨・目次

要旨
女として生まれ育ち、「ふつう」を願い、罪悪感に押しつぶされながら、男になりたいとカミングアウトした、「僕」の物語。急転する子どもの人生にとまどい、憤り、悲しみ、それでも子どもと共に歩むことをあきらめなかった、「母」の物語。トランスジェンダーの医療概念と社会通念の変遷、家族を取り巻く社会構造の変容に翻弄されながら交差する2つの物語は、ついにひとつの結論にたどりつく―
目次
  • 第1部 とまどいの中を生きる―カミングアウトと家族の物語(親へのカミングアウト
  • 誕生と違和感―幼少期〜中学校時代
  • 反発と孤独―高校〜大学時代(カミングアウト前)
  • カミングアウトの明暗―告白と母の背景
  • 母と子、異文化の咀嚼と変化―母との対話と終戦
  • 身体の変化と初めて生まれた“夢”―手術〜大学受験/生き直し)
  • 第2部 長い闇を超えて(22歳から見る未来 30歳から見た過去
  • 男と女のはざまで―境界から見えたもの
  • 心地よさと寄る辺なさと―当事者コミュニティへの帰属と格差
  • 傷つく私・傷つける私―立場の反転による価値観の瓦解
  • 「わたしは罪人」―社会での葛藤と劣等感の再燃
  • 暗い闇の中から―他者の関わりと回復への光
  • 違ったままで、でも共に―親子の10年間の結論)
著者紹介
勝又 栄政
1991年岩手県生まれ。トランスジェンダー男性。旧名は美穂。22歳で改名・乳腺/乳房の切除手術を行う。性別適合手術は受けていないため戸籍上の性別は女性。現在は、就労移行支援員として働く傍ら、宮城教育大学非常勤講師、立命館大学大学院先端総合学術研究科に所属し、研究を行っている。専攻は社会学。「トランスジェンダーの子を持つ親の“経験”と背景」というテーマで、日本の学術振興会特別研究員(2023年度)に採用。今後は人の持つ「受け入れがたさ」の背景について、さらに研究予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 親子は生きづらい "トランスジェンダー"をめぐる家族の物語
著者名 勝又栄政著 佐々木掌子解説 清水晶子 東畑開人鼎談
ISBN 9784772419345
出 版 地 東京
出 版 者 金剛出版
出版年月日 2022/12/20
ペ ー ジ 374p : 挿図, 肖像
サ イ ズ 19cm
分類記号
367.9
著者記号 Ka88
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 性同一性障害 性的マイノリティ トランスジェンダー 家族

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