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概要

プロレタリア文学とジェンダー
階級・ナラティブ・インターセクショナリティ
飯田祐子 中谷いずみ 笹尾佳代編著
青弓社
出版年月日
2022/10/24
ISBN
9784787235145

利用状況

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要旨・目次

要旨
階級という論点はいかにジェンダー化していたのか。大正から昭和初期のプロレタリア文学をジェンダーの観点から読み解き、「階級闘争におけるインターセクショナリティ」を浮かび上がらせる。
目次
  • 第1部 プロレタリア文学場におけるジェンダーとセクシュアリティ(愛情の問題論―徳永直「『赤い恋』以上」
  • 階層構造としてのハウスキーパー―階級闘争のなかの身分制
  • プロレタリア文学における「金」と「救援」のジェンダー・ポリティクス―「現代日本文学全集」第六十二篇『プロレタリア文学集』にみるナラティブ構成)
  • 第2部 女性表象のインターセクショナリティ(女性表象の「輪郭」をたどること―山川菊栄「石炭がら」を起点として
  • メディアとしての身体―葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」の女性表象
  • 吉屋信子の大衆小説におけるプロレタリア運動のジェンダーとセクシュアリティ―「読売新聞」連載小説『女の階級』
  • 朝鮮戦争期のジェンダーと帝国主義の記述―佐多稲子の場合)
  • 第3部 闘争主体とジェンダー(プロレタリアとしての娼妓表象―賀川豊彦「偶像の支配するところ」/松村喬子「地獄の反逆者」の行為性
  • 残滓としての身体/他者―平林たい子「施療室にて」と「文芸戦線」
  • 闘争の記録を織りなす―佐多稲子「モスリン争議五部作」における女工たちの表象
  • 階級、性、民族のインターセクショナリティによる新しい関係性の回路―中本たか子「東モス第二工場」論)
著者紹介
飯田 祐子
1966年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院人文学研究科教授。専攻は日本近現代文学、ジェンダー批評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
中谷 いずみ
1972年、北海道生まれ。二松学舎大学文学部准教授。専攻は日本近現代文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
笹尾 佳代
1979年、徳島県生まれ。神戸女学院大学文学部准教授。専攻は日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 プロレタリア文学とジェンダー 階級・ナラティブ・インターセクショナリティ
著者名 飯田祐子 中谷いずみ 笹尾佳代編著
ISBN 9784787235145
出 版 地 東京
出 版 者 青弓社
出版年月日 2022/10/24
ペ ー ジ 307p : 挿図
サ イ ズ 21cm
分類記号
910.26
著者記号 I26
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 日本文学 -- 歴史 -- 大正時代 日本文学 -- 歴史 -- 昭和前期 プロレタリア文化運動 ジェンダー プロレタリア文学 女性(文学上) 女性問題

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