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概要

アンダーコロナの移民たち
日本社会の脆弱性があらわれた場所
鈴木江理子編著
明石書店
出版年月日
2021/06/05
ISBN
9784750352152

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要旨・目次

要旨
不平等を是認する社会を続けるのか。コロナ禍で移民たちが直面している困難は、日本人以上に深刻だ。雇用環境が元々脆弱な上、就職差別にも遭遇している。学びやつながりの困難を抱える人も多い。この状況下でなおも「社会の一員」の可能性を奪い、排除し続けることの意味を問う、画期的な試み。
目次
  • 1 脆弱性はいかに露呈したか(「二回目の危機」―コロナ禍における南米系移民の人々の仕事と生活
  • コロナ以前/以降の重層的困難と連帯の可能性―ベトナム人技能実習生への調査から
  • 「学べない、働けない、帰れない」―留学生は社会の一員として受け入れられたのか
  • 運用と裁量に委ねられた人生―コロナ禍で浮き彫りとなった仮放免者の処遇
  • 社会的危機と差別―ヘイトスピーチ、直接的差別、そして公的差別)
  • 2 脆弱性をどのように支えるか(雇用は守られているか―政府のコロナ対応・外国人労働者政策を検証する
  • 学びとつながりの危機―外国にルーツをもつ子どもの多様性を受け止める
  • セーフティネットの穴をいかに埋めるか―いのちをつなぐ連帯と協働
  • コロナ禍で発揮されたネットワークの力―愛知県内での取組みから)
  • 3 「もうひとつの社会」に向けて(諸外国の事例を通して考える「特定技能」―雇用縮小下・移動制限下での外国人労働者の受入れ
  • コロナから考える統合政策―日本における多文化共生施策の課題と展望
  • 国際人口移動の流れは変化したのか―パンデミック下の実態と今後のゆくえ)
著者紹介
鈴木 江理子
国士舘大学文学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)副代表理事、認定NPO法人多文化共生センター東京理事等を兼任。移民政策や人口政策、労働政策を研究するかたわら、外国人支援の現場でも活動。主著に『日本で働く非正規滞在者―彼らは「好ましくない外国人労働者」なのか?』(単著、明石書店、平成21年度冲永賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 アンダーコロナの移民たち 日本社会の脆弱性があらわれた場所
著者名 鈴木江理子編著
ISBN 9784750352152
注記 文献あり
出 版 地 東京
出 版 者 明石書店
出版年月日 2021/06/05
ペ ー ジ 309p : 挿図
サ イ ズ 19cm
分類記号
334.41
著者記号 Su96
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 外国人(日本在留) 新型コロナウイルス感染症 移民・植民 -- 日本 外国人労働者 -- 日本 新型コロナウイルス感染症

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