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概要

叢書・ウニベルシタス ; 1076
依存的な理性的動物
ヒトにはなぜ徳が必要か
アラスデア・マッキンタイア[著] 高島和哉訳
法政大学出版局
出版年月日
2018/05/20
ISBN
9784588010767

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要旨・目次

要旨
伝統的な哲学が前提してきた、ヒトとそれ以外の動物を区別する根拠とは何か?両者の間に引かれた境界線を、イルカなど他の知的動物たちとの比較を通じて批判するとともに、人間を孤立し自足した強い個人ではなく、傷つきやすく障碍を抱えうる動物、共同体のなかで“与える”だけでなく“受けとり”、他者への依存のもとで初めて開花しうる動物として理解する、徳倫理学の画期的な明察。
目次
  • 傷つきやすさ、依存、動物性
  • 動物という類に対比されるものとしてのヒト、その類に含まれるものとしてのヒト
  • イルカの知能
  • 言語をもたない動物は信念をもちうるか
  • ヒトではない動物の世界はどのくらい貧しいのか
  • 行動の理由
  • 傷つきやすさ、開花、諸々の善、そして「善」
  • 私たちはどのようにして自立した実践的推論者となるのか。また、諸徳はどのようにしてそれを可能にするのか
  • 社会関係、実践的推論、共通善、そして個人的な善
  • 承認された依存の諸徳
  • 共通善の政治的・社会的構造
  • 代理人、友、誠実さ
  • 道徳的コミットメントと合理的探求
著者紹介
マッキンタイア,アラスデア
1929年イギリス・スコットランドのグラスゴーに生まれる。ロンドン大学で古典学や哲学を学んだ後、1951年にマンチェスター大学で、また1961年にオックスフォード大学で修士号を取得。マンチェスター大学、エセックス大学などイギリスの諸大学で教鞭をとった後、1970年にアメリカに移住。以降、ボストン大学、ノートルダム大学、デューク大学等で哲学科教授を歴任。ロンドン・メトロポリタン大学の現代アリストテレス主義倫理学・政治学研究センター等で上級研究員を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
高島 和哉
1971年生まれ。東京大学文学部仏文科卒。早稲田大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学。論文博士(学術)。早稲田大学社会科学総合学術院助手等を経て、明治大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 依存的な理性的動物 ヒトにはなぜ徳が必要か 叢書・ウニベルシタス ; 1076
著者名 アラスデア・マッキンタイア[著] 高島和哉訳
ISBN 9784588010767
注記 原著 (Open Court, c1999) の全訳 1997年にアメリカ哲学協会の太平洋部門会議において三回にわたって行われたケーラス講義の内容に加筆修正をほどこしたもの
出 版 地 東京
出 版 者 法政大学出版局
出版年月日 2018/05/20
ペ ー ジ xii, 255, 15, vp
サ イ ズ 20cm
分類記号
150 倫理学.道徳
著者記号 Ma19
保管場所
90 大学図書館
配架場所
11 1F/一般図書架
件名 倫理学

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