所蔵一覧

概要

講談社選書メチエ ; 673
言葉の魂の哲学
古田徹也著
講談社
出版年月日
2018/04/10
ISBN
9784062586764

利用状況

予約はありません

要旨・目次

要旨
言葉が表情を失うことがある。たとえば、「今」という字をじっと見つめ続けていると、文字がたんなる線の寄せ集めに見えてくる。「ゲシュタルト崩壊」といわれる現象だ。本書は、中島敦とホーフマンスタールの二編の小説からはじまる。いずれも「ゲシュタルト崩壊」を扱った作品だ。そのうえで、ウィトゲンシュタインの言語論を検証し、カール・クラウスの言語論を考える。「生きた言葉」「魂ある言葉」を考える清新な哲学―。
目次
  • 第1章 ヴェールとしての言葉―言語不信の諸相(中島敦「文字禍」とその周辺
  • ホーフマンスタール「チャンドス卿の手紙」とその周辺
  • まとめと展望)
  • 第2章 魂あるものとしての言葉―ウィトゲンシュタインの言語論を中心に(使用・体験・理解
  • 言葉の立体的理解
  • 「アスペクト盲」の人は何を失うのか
  • 「言葉は生活の流れなかではじめて意味をもつ」)
  • 第3章 かたち成すものとしての言葉―カール・クラウスの言語論が示すもの(クラウスによる言語「批判」
  • 言葉を選び取る責任)
著者紹介
古田 徹也
1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。新潟大学准教授を経て、専修大学准教授。専攻は、哲学・倫理学。「言語」「心」「行為」を手がかりに研究を進める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 言葉の魂の哲学 講談社選書メチエ ; 673
著者名 古田徹也著
ISBN 9784062586764
注記 文献表: p237-242
出 版 地 東京
出 版 者 講談社
出版年月日 2018/04/10
ペ ー ジ 249p
サ イ ズ 19cm
分類記号
801.01
著者記号 F94
副本記号 A
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 言語哲学 言語哲学

所蔵一覧

所蔵1 冊