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概要

ディスコースとしての心理療法
可能性を開く治療的会話 Psychotherapy as discourse therapeutic conversation leading to possibilities
児島達美 [ほか] 著
遠見書房
出版年月日
2016/09/20
ISBN
9784866160214

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要旨・目次

要旨
ホワイトとエプストンの発表した「問題の外在化」、これとまったく同じ時期に同じ家族療法の文脈から、「問題の外在化」というキーワードを創出した心理臨床家が、本書の著者児島達美である。以来、心理療法のポストモダン化は進展したものの、世界経済の動向や社会の保守化傾向などのなかで、心理療法のあり方は問われ続けている。本書は、そんな世界にある心理療法の本質的な意味を―著者独特の軽妙な深淵さのなかで―改めて問う力作である。また、盟友であった故和田憲明氏との3ケースにおよぶ紙上スーパーヴィジョンも掲載。効果のある心理療法にするための具体策が盛り込まれている。それに加え、故森俊夫氏とのトークセッションの原稿も収録。読み応えのある1冊になった。
目次
  • 序 セラピストは良き観客たれ
  • 第1部 私から家族療法へ(私が家族療法から教わったこと
  • 遠い親戚のおじさんのように振る舞う
  • 日本における夫婦療法のゆくえ)
  • 第2部 ブリーフ・セラピーそしてナラティヴ・セラピー(ブリーフ・セラピーへの招待
  • 「問題の外在化」再考
  • 心理療法にとって“ナラティヴ”とは
  • 心理“相談”に固有のアセスメントは存在するか?)
  • 第3部 超・スーパービジョン実践編(ものわかりのよい、手のかからないセラピストとクライエント
  • 若き男性セラピストの“軽はずみと羞恥心”―ある統合失調症女性患者との出会いから
  • 子どものセラピーにはコマーシャル付きがおすすめ)
  • 第4部 “言葉が心をつくる”ということ(会話を続けること―コミュニケーション障害は治療的会話の促進を妨げるか?
  • 高橋規子さんの“ナラティヴ”との対話)
著者紹介
児島 達美
1950年、長崎生まれ福岡育ち。長崎純心大学人文学部人間心理学科、同大学院臨床心理学分野教授。長崎純心大学地域連携センター所長。上智大学大学院教育学専攻博士課程修了。東京都立駒込病院心身医療科他非常勤カウンセラー、九州大学医学部附属病院心療内科助手、三菱重工長崎造船所メンタルヘルスサービス室長を経て、2000年4月より現職。(財)日本臨床心理士資格認定協会;臨床心理士。日本家族研究・家族療法学会;認定制度委員会委員長(認定スーパーヴァイザー)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 ディスコースとしての心理療法 可能性を開く治療的会話 Psychotherapy as discourse therapeutic conversation leading to possibilities
著者名 児島達美 [ほか] 著
ISBN 9784866160214
注記 その他の著者: 和田憲明, 田崎みどり, 永尾嘉康, 伊藤勢津子, 森俊夫 文献: 章末
出 版 地 三鷹
出 版 者 遠見書房
出版年月日 2016/09/20
ペ ー ジ 304p
サ イ ズ 19cm
分類記号
146.8
著者記号 D53
保管場所
90 大学図書館
配架場所
11 1F/一般図書架
件名 心理療法

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