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概要

ことわざと心理学
人の行動と心を科学する Proverbs and psychology scientific approaches to human behavior and mind
今田寛著
有斐閣
出版年月日
2015/08/20
ISBN
9784641174122

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予約はありません

要旨・目次

要旨
洋の東西を問わず、ことわざや慣用句、格言、箴言などには人間・人類の叡智が盛り込まれており、「人生を豊かにする」知恵が圧縮されていると言えます。では、本当に「目は口ほどに物を言う」のでしょうか、「親は無くとも子は育つ」のでしょうか、「笑う門には福来る」のでしょうか。それを支える実証データや事実はあるのでしょうか。実験心理学者として「科学的根拠に基づくアプローチ」を心掛けてきた著者が、ことわざに表れた人の行動や心を題材に、心理学者がどのような方法を用いてそうした行動や心の不思議を実証的に解明しようとしているのか、そこから何が言えるのかを、噛みくだいてわかりやすく解説します。ことわざの奥深さとともに、心理学の考え方や物の見方、研究知見に親しむことができると同時に、基礎演習など初年度教育にも恰好の入門書です。
目次
  • 序 心理学の概観
  • 第1講 幽霊の正体見たり枯れ尾花―知覚の歪みはなぜ起きるのか? 感覚・知覚1
  • 第2講 目は口ほどに物を言う―目だけでどれほど意思は伝わるのか 感覚・知覚2
  • 第3講 親は無くとも子は育つ―子の成長にとっての親の意味は? 発達
  • 第4講 急いては事を仕損ずる―目先の誘惑に負けないためには? 動機と行動
  • 第5講 地震雷火事親父―先が読めないことはどれほど不安か? ストレス・健康1
  • 第6講 備え有れば憂い無し―準備はどれほどストレスを和らげるか? ストレス・健康2
  • 第7講 泣く子と地頭には勝てぬ/病は気から―あきらめるとあきらめないでは大違い? ストレス・健康3
  • 第8講 笑う門には福来る―笑いは人を幸せにするのか? ストレス・健康4
  • 第9講 赤信号皆で渡れば怖くない―人は群れると無責任になるのか? 社会1
  • 第10講 知らぬ顔の半兵衛―なぜ周囲に人がいると知らん顔をするのか? 社会2
著者紹介
今田 寛
1934年、西宮市に生まれる。1957年、関西学院大学文学部心理学科卒業。同大学院修士課程を経て、1963年、アイオワ大学大学院卒業。関西学院大学専任講師、助教授、教授を経て、2003年、定年退職。元関西学院大学学長、元広島女学院大学学長。現在、関西学院大学名誉教授(専門、心理学)。Ph.D.、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 ことわざと心理学 人の行動と心を科学する Proverbs and psychology scientific approaches to human behavior and mind
著者名 今田寛著
ISBN 9784641174122
注記 注/引用・参考文献: p223-245
出 版 地 東京
出 版 者 有斐閣
出版年月日 2015/08/20
ペ ー ジ x, 254p : 挿図
サ イ ズ 19cm
分類記号
140.18
著者記号 I41
保管場所
90 大学図書館
配架場所
11 1F/一般図書架
件名 心理学 ことわざ 行動心理学

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