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概要

新編日本のフェミニズム ; 10
女性史・ジェンダー史
天野正子[ほか]編集委員 斎藤美奈子編集協力 加納実紀代解説
岩波書店
出版年月日
2009/02
ISBN
9784000281454

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要旨・目次

要旨
フェミニズムとしての女性史研究は、性差を構築し内面化させる「近代」そのものを問い直す実践である。それは「近代」というストーリーを補強する制度的な知としての「歴史学」への鋭い問いでもある。その視座と方法をめぐる提起と議論、実践としての地域女性史研究、聞き書き、近代がもたらした排除と分断のプロセスの分析を紹介。問いかける側のリアリティをも揺るがしつつ紡がれた成果である。
目次
  • “近代”をひらく―参考文献・読書案内
  • 1 “視座”と“方法”をめぐって(生き方を求めて―女性史研究の中から
  • 文献主義への抵抗―私のきき書き考
  • 生きる場への視点―地域女性史の可能性
  • ジェンダー概念の導入―歴史学とフェミニズム
  • 二項対立をこえて―ジェンダーの日本史(序言)
  • 意味空間を読む―歴史・ジェンダー・表象
  • 語ること/解放されること―中国における日本軍性暴力被害の調査・記録に取りくんで)
  • 2 “無告”の声を聴く(坑内の闇に抗して―赤不浄
  • ハンセン病を生きる―地面の底がぬけたんですより
  • 房総の海を生活の場に―海を渡った朝鮮人海女より
  • 生き抜いた者のリアリティ―サイパン帰りのたま子さん)
  • 3 「大日本帝国」と女性(始動する「同化」―「帰俗」政策のなかのアイヌ女性
  • 「帝国」のフェミニズム―朝鮮植民地支配と女性
  • 元気な銃後の女たち―国防婦人会、その幻想の(革新)性
  • 「日本婦道」がもたらしたもの―「同化政策」の結末
  • 「記憶」というイデオロギー―満州における日本人女性の経験)
  • 4 日本近代とジェンダー(つくられた「男性」―明治天皇の御真影と男性美
  • 近代的「天職」の誕生―良妻賢母という規範より
  • 「風俗改良」という罠―村の娘たちの近代
  • 労働のジェンダー化―OLの創造より戦時下の事務職
  • 売春女性の生きる権利―赤線従業員組合と売春防止法
  • 明るい近代家族の構築―家族計画運動の多重的意味)
著者紹介
上野 千鶴子
1948‐。東京大学大学院教授。社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
加納 実紀代
1940‐。敬和学園大学特任教授。女性史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス」より

詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 女性史・ジェンダー史 新編日本のフェミニズム ; 10
著者名 天野正子[ほか]編集委員 斎藤美奈子編集協力 加納実紀代解説
ISBN 9784000281454
注記 その他の編集委員: 伊藤公雄, 伊藤るり, 井上輝子, 上野千鶴子, 江原由美子, 大沢真理, 加納実紀代 参考文献: 論末
出 版 地 東京
出 版 者 岩波書店
出版年月日 2009/02
ペ ー ジ xv, 326p : 挿図, 肖像
サ イ ズ 19cm
分類記号
367.21
著者記号 N71
副本記号 10
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 女性問題 女性 -- 歴史 性差 -- 歴史

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