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概要

症例マドレーヌ
苦悶から恍惚へ
ピエール・ジャネ[著] 松本雅彦訳
みすず書房
出版年月日
2007/05
ISBN
9784622072973

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要旨・目次

要旨
19世紀末、力動精神医学の第一人者ジャネを震撼させた女性「マドレーヌ」。その数奇な生涯、豊かな宗教妄想、苦悶と恍惚、治癒までを綿密に綴る古典的名著。
目次
  • 第1章 生活史(子ども時代、少女時代
  • 清貧への憧憬
  • サルペトリエール入院
  • 退院、家族のもとへの帰還)
  • 第2章 慰安状態と恍惚(慰安状態、その諸相
  • 外部にみられる行為の消滅
  • 外部活動に対する無関心
  • 精神活動、神との一体化
  • 神との一体化、その知的加工
  • 「長い物語」にみる信念)
  • 第3章 恍惚期、歓びの感情(平穏と力感の歓び
  • 身体感覚の歓び
  • 審美的感覚の歓び
  • 知性化の感情
  • 道徳的清らかさ
  • 神聖な生
  • 恍惚の心理学的特徴)
  • 第4章 基底にある病態(誘惑状態、病気に占めるその重要性
  • 誘惑状態にみる強迫観念
  • 誘惑状態にみられる行動と信念の障害
  • 枯渇状態
  • 苦悶状態)
  • 第5章 均衡状態、そして全体の経過(均衡状態
  • 病気の身体的器質的背景
  • 精神病状態の経過)
著者紹介
ジャネ,ピエール
1859‐1947。パリに生まれる。フロイトとならぶ代表的心理学者。19世紀末サルペトリエール病院でヒステリー、解離の心離学的治療に携わり、外傷性記憶、意識下固着観念、意識野の狭窄、交代性人格、心理学的エネルギー、心的緊張、心的傾向(人格)の階層構造など重要な諸概念を提唱。後半は、ヒステリーから強迫観念、精神衰弱の病理学的考察に視点を移し、それらの論考をコレージュ・ド・フランスで「社会的人格の研究」と題して講じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
松本 雅彦
1937年に生まれる。精神科医。1964年京都大学医学部卒業。阪本病院、京都大学精神科勤務を経て、京都大学医療技術短期大学部教授、京都府立洛南病院院長、京都光華女子大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
書名,巻次,シリーズ名 症例マドレーヌ 苦悶から恍惚へ
著者名 ピエール・ジャネ[著] 松本雅彦訳
ISBN 9784622072973
注記 参考文献: 各章末
出 版 地 東京
出 版 者 みすず書房
出版年月日 2007/05
ペ ー ジ 301, ivp, 図版[1]枚
サ イ ズ 20cm
分類記号
493.72
著者記号 J21
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 精神医学

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