要旨
認知症があるお年寄りとの超コミュニケーション法。10カ国以上の言語に翻訳され、世界中から圧倒的支持。家族や専門職も納得の関わり方を伝授します。大切な人が認知症になっても、心を通わせることができれば、介護する人も喜びを感じ、ストレスが軽減されます。
目次
- 第1部 アルツハイマー型認知症とバリデーション(加齢、発達段階、アルツハイマー型認知症
- バリデーションの概念とテクニック
- 「認知の混乱」(第1段階)にいる人に対するバリデーション
- 「日時・季節の混乱」(第2段階)にいる人へのバリデーション
- 「繰り返し動作」(第3段階)にいる人へのバリデーション
- 「植物状態」(第4段階)にいる人へのバリデーション
- 早発性アルツハイマー型認知症の人へのバリデーション
- バリデーションの恩恵を受けるのは誰?
- バリデーションと他の療法の違い)
- 第2部 バリデーションの実践事例(「認知の混乱」にいる人とのコミュニケーション
- 「日時・季節の混乱」にいる人とのコミュニケーション
- 「繰り返し動作」にいる人とのコミュニケーション
- 地域に暮らす「認知の混乱」と「日時・季節の混乱」にいる人とのコミュニケーション
- 家族をバリデートする)
- 第3部 グループバリデーション(バリデーション・グループを作る)
- 付録
著者紹介
- ファイル,ナオミ
- ソーシャルワーク修士、ACSW:公認ソーシャルワーカー学会会員。アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランドにあるバリデーショントレーニング協会の創設者であり、アルツハイマー型認知症および類似の認知症のお年寄りのための最先端のコミュニケーション法として世界中で現在認められているバリデーションの創始者。コロンビア大学でソーシャルワーク修士号取得後、ニュースクール・フォア・ソーシャル・リサーチ、ケース・ウェスターン・リザーブ大学、ミシガン大学で学ぶ。1963年、老化の過程の一部として時にあらわれる認知機能障害に立ち向かう高齢者を援助する独自の方法を考案しはじめる。バリデーションに関する著作に加え、多くの雑誌論文を発表し、バリデーションに関する受賞映画を9本制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- デクラーク・ルビン,ビッキー
- 正看護師、経営学修士。専任バリデーション・マスター・講師、またナオミ・ファイルのヨーロッパのマネージャー。ヨーロッパバリデーション協会の創設メンバー(1993年)でもある。各国の公認バリデーション協会(AVO)の発展に寄与。1994年からバリデーションコースの講師を始め、以来、すべてのレベルの資格認定コースを国際的に行う。また、バリデーショントレーニング協会評議員会の発足時からのアドバイザー、評議員も務め、現在、評議員事務局長、AVOコーディネーターを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 高橋 誠一
- 東北福祉大学総合福祉学部教授。北海道大学大学院中退。宅老所・グループホーム・ユニットケアなどの小規模ケアに関心をもっている。大学では認知症介護論、ケアマネジメント、福祉経営論を担当。全国コミュニティライフサポートセンター理事、NPO法人のぞみ会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 篠崎 人理
- 医療法人社団きのこ会きのこエスポアール病院本部長。1981年に特別養護老人ホーム「きのこ荘」事務長、社会福祉法人新生寿会理事に就任後、医療法人社団きのこ会理事等を経て現職。公認日本バリデーション協会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 飛松 美紀
- 大阪大学文学部英文学科卒。会議通訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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