資料詳細

概要

自由・民権・平和
日本近代史研究と私
松永昌三著
慶應義塾大学出版会
出版年月日
2014/09/30
ISBN
9784766421767

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要旨・目次

要旨
『中江兆民全集』『家永三郎集』(ともに岩波書店)などの編集委員として刊行に尽力し、自身も兆民を中心とした日本近代史研究で名高い著者の、長年にわたる研究の成果を集大成。地道な史料収集にもとづいて書かれた、ときに戦闘的な論考が、兆民、馬場辰猪、H.・ノーマン、そして著者の師である家永三郎らを印象深くよみがえらせる。本書は、「自由」「民権」「平和」の理想を実現するために、思索を重ね行動した人々を近代史のなかに探る、50年を貫く問題意識の結晶である。
目次
  • 1 一九六〇〜一九六九(民権運動激化期と中江兆民
  • 中江兆民と明治憲法 ほか)
  • 2 一九七〇〜一九七九(国民の教育権と大学教育
  • 明治国家形成期の国家観にみられる「理学」と「神学」 ほか)
  • 3 一九八〇〜一九八九(中江兆民―平和国家の構想
  • 自主憲法の思想 ほか)
  • 4 一九九〇〜一九九九(ニコライ二世と大津事件―保田孝一『最後のロシア皇帝ニコライ二世の日記増補』を読んで
  • 明治憲法制定過程における秘密性 ほか)
  • 5 二〇〇〇〜(歩道橋
  • 日本近代史研究と私 ほか)
著者紹介
松永 昌三
岡山大学・茨城大学名誉教授、文学博士(東京教育大学)。日本近代史専攻。1932年生まれ。1965年、東京教育大学大学院文学研究科博士課程修了。都留文科大学講師、同助教授、同教授、茨城大学教養部教授、岡山大学文学部教授、日本女子大学文学部教授を歴任。この間、インドネシア大学客員教授、カイロ大学客員教授など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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詳細

所蔵区分
10 所蔵中
和洋区分
和書
登録番号 182552
書名,巻次,シリーズ名 自由・民権・平和 日本近代史研究と私
著者名 松永昌三著
ISBN 9784766421767
注記 松永昌三略年譜: 巻末p9-10 松永昌三著作目録: 巻末p11-17
出 版 地 東京
出 版 者 慶應義塾大学出版会
出版年月日 2014/09/30
ペ ー ジ vi, 631, 17p
サ イ ズ 22cm
分類記号
311.21
著者記号 Ma83
保管場所
90 大学図書館
配架場所
30 地下/一般図書架
件名 日本 -- 歴史 -- 近代 政治思想 -- 日本 -- 歴史 -- 明治以後
内容細目1 TT:Freedom, popular rights, peace
内容細目2 VT:自由民権平和 : 日本近代史研究と私
内容細目3 民権運動激化期と中江兆民
内容細目4 中江兆民と明治憲法
内容細目5 「大東亜戦争」論の論理
内容細目6 自由民権派にみられる小国主義思想
内容細目1 日本近代思想の展開
内容細目2 中江兆民と大井憲太郎 : 民権思想家のゆくえ
内容細目3 国約憲法か、欽定憲法か : 憲法制定
内容細目4 小国主義か、大国主義か : 平和主義の伝統
内容細目5 書評 萩原延寿著『馬場辰猪』
内容細目6 幸徳秋水 : 敢然と平和主義貫く
内容細目1 国民の教育権と大学教育
内容細目2 明治国家形成期の国家観にみられる「理学」と「神学」
内容細目3 中江兆民の思想
内容細目4 三回の出会い
内容細目5 五つの問答体 : 兆民の方法
内容細目6 「国歌君が代」
内容細目1 戦後歴史学におけるノーマン史学の意味
内容細目2 家永史学と裁判
内容細目3 中江兆民 : 平和国家の構想
内容細目4 自主憲法の思想
内容細目5 『自由東道』の自由観について
内容細目6 「モノ」からの訣別
内容細目1 「出身国で博士号」の問題点
内容細目2 インドネシアの印象
内容細目3 馬場辰猪と中江兆民
内容細目4 千谷敏徳判事のこと
内容細目5 ニコライ二世と大津事件 : 保田孝一『最後のロシア皇帝ニコライ二世の日記増補』を読んで
内容細目6 明治憲法制定過程における秘密性
内容細目1 クレオパトラはいたかに|クレオパトラ ワ イタカ
内容細目2 西欧思想摂取過程における漢語・漢学の役割
内容細目3 一八七〇-八〇年代
内容細目4 私費留学生の勉学に配慮を
内容細目5 救いはあるか
内容細目6 公孫樹の並木道
内容細目1 『家永三郎集』を編んで
内容細目2 ノーマンとライシャワー : 近代日本観の比較
内容細目3 歩道橋
内容細目4 日本近代史研究と私
内容細目5 九・一一事件に想う
内容細目6 過去と現在
内容細目1 仮装行列
内容細目2 家永三郎先生の学問 : 家永史学の特色
内容細目3 兆民にたどりつくまで
内容細目4 戦争について考える
内容細目5 戦争観の変遷と戦争犯罪
内容細目6 米国の国際的犯罪第二次世界大戦以後
内容細目1 帝国と植民地