要旨
なぜウソが見破られるのか?ドキドキしても犯人にまちがわれないのか?ウソがバレやすいのはどのような人か?人はいつ頃からウソをつくのか?誰もが経験する「ウソ」の情報が満載。犯罪捜査での「ポリグラフ鑑定」の真実。
目次
- 1部 人間のウソとウソ発見(ウソ発見小史とウソの心理学
- 犯罪捜査での「ウソ発見」―日本のポリグラフ検査)
- 2部 犯人の記憶を探るウソ発見(虚偽検出(ウソ発見)の理論的問題
- コンピュータがもたらす新たな展開
- 関連分野からの期待と提言
- ウソ発見の現状と未来)
著者紹介
- 桐生 正幸
- 1960年山形県生まれ。文教大学人間科学部心理学専修退学(学位授与機構)。学士(文学)。現在:山形県警科学捜査研究所。ウソ発見だけでなく、犯人像を科学的に推定するプロファイリングや、最近何かと話題となっているストーカーの研究など、捜査心理学に関する幅広い研究を行い、数多くの論文を発表する。主著に「犯罪者プロファイリング」(共訳、北大路書房)、「プロファイリングとは何か」(共編著、立花書房:印刷中)など。日本応用心理学会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 足立 浩平
- 1958年大阪府生まれ。京都大学文学部哲学科心理学専攻卒業。博士(文学)。現在:甲子園大学人間文化学部助教授(元科学警察研究所)。ポリグラフで得られた生理反応を検査者が目で見て評価し判定する方法ではなく、数理統計解析に基づくコンピュータ判定システムの研究で特に活躍。専攻は心理統計学・行動計量学。研究テーマは、数量化法や多次元尺度法のモデルおよび判別分析の応用など、多変量データ解析の方法論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 中山 誠
- 1957年京都府生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程前期修了。文学修士。現在:静岡県警科学捜査研究所。日本で最も多くのウソ発見に関する論文を発表。カナダとトロントに研究留学し、国外のポリグラフ関係者とも親交が厚く、ウソ発見の海外事情にも詳しい。国際応用心理学会議でのシンポジストもつとめ、科捜研を代表する国際通の一人。主著に「新生理心理学2巻」(共著、北大路書房)など。また“The Polygraph Examinens Handbook”に日本の状況を分担執筆(米国アカデミックプレス社、2000年出版予定)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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